日本学術会議社会学委員会社会変動と若者問題分科会からのお知らせ
公開シンポジウム「若者の生活保障のために何が必要か
―ナショナルミニマムとローカルオプティマムの観点から―」開催のご案内
■日時 2016年10月15日(土)13:30~17:30
■場所 日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34)
■主催 日本学術会議 社会学委員会 社会変動と若者問題分科会
■共催 日本学術会議 社会学委員会 社会福祉分科会・ジェンダー研究分科会
■参加費 無料
■参加申込み 不要
■開催趣旨
少子高齢化が進む日本社会において、将来を担う若者の生活保障(教育機会・就労機会・家族形成機会の保障)は喫緊の課題であるが、若者政策はいまだきわめて不備な状態にある。 また、人口減少に苦しむ地方と、非婚化や保育所不足を抱える大都市では、若者が必要とする施策にも相違がある。本シンポジウムでは、若者全体を対象とする政策の整備(ナショナルミニマム)と、各地域の状況に即した最適な施策(ローカルオプティマム)の両面を視野に入れ、具体的な政策提案に結びつけるための議論を行う。
■プログラム
○趣旨説明:本田由紀(東京大学教育学研究科教授)
○第Ⅰ部 現場からの報告
・「生活困窮状態にある若者支援の現場から-社会政策に求めるもの-」
藤田孝典(NPO法人ほっとプラス代表理事、聖学院大学人間福祉学部客員准教授)
・「10代~30代の女性たちの困難-シングルマザーを中心に-」
赤石千衣子(しんぐるまざーず・ふぉーらむ理事長)
○第Ⅱ部 研究からの報告
・「誰がどのようなリスクを抱えているか-家族背景/ジェンダー/地域-」
乾彰夫(首都大学東京名誉教授)
・「若年生活困窮者に対する伴走型就労・社会参加支援-持続的な総合的コーディネート型支援と地域づくり-」
稲月正(北九州市立大学基盤教育センター教授)
○第Ⅲ部 総合討論
(司会)本田由紀
(コメンテーター)堀有喜衣(労働政策研究・研修機構主任研究員)
※その他、プログラムにつきましては、下記URLのチラシをご覧ください。
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/230-s-1-2.pdf
■問合せ先 日本学術会議事務局 石部 03-3403-5706